股関節の痛みと当院の考え方|神戸市新長田 齋藤接骨院

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股関節の痛みや違和感で悩まれている方は非常に多くいらっしゃいます。歩くとき、立ち上がるとき、さらには座っているときにも股関節が重だるい、動かしにくいといった不調を感じると、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。

股関節は「体を支える関節」であると同時に「大きく動かす関節」でもあり、その重要性は非常に高いです。そして実は、股関節の痛みの多くには 骨盤のバランス不全 が深く関わっています。

骨盤と股関節の密接な関係

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節で、歩行や座位、立位などあらゆる場面で使われます。一方で骨盤は、体全体のバランスをとる「土台」の役割を担っています。

骨盤に歪みや不安定さがあると、股関節は代わりにバランスを補おうとして過剰に働くため、痛みや違和感が生じやすくなります。もともと股関節は可動域が広く自由度の高い関節ですが、その分負担が集中しやすく、症状が強く出やすいのです。

また、股関節・骨盤・脊柱、そして下半身の動きはすべて連動しています。股関節の支点がほんの少し違うだけでも、遠い部分の動きは大きく変化します。 そのため股関節の不調は膝や腰、さらには肩や首といった上半身の不調へとつながってしまうことも少なくありません。

股関節が痛みやすい現代人の生活習慣

現代人の生活習慣は、股関節や骨盤にとって決して良い環境ではありません。デスクワークの増加、長時間の座位姿勢、スマホ操作などによる姿勢不良、運動不足や歩行不足…。こうした要因が積み重なることで、骨盤の機能が低下し、股関節に余計な負担が加わりやすくなります。

さらに「片足重心」「足を組む」「いつも同じ方向に体をねじる」といった癖も、骨盤と股関節のアンバランスを助長する原因となります。

人間は「歩くことで安定する」

股関節や骨盤の問題を考えるうえで重要なのは、人間の進化です。ヒトは直立二足歩行を獲得したことで、他の動物にはない姿勢と機能を得ました。しかし二本足で立つことは、同時に不安定さと隣り合わせでもあります。

自転車が止まっていると倒れてしまうように、人間の体も「動くことで安定する」という特性を持っています。つまり歩くこと自体が骨盤の形や股関節の働きを守るために欠かせない要素であり、歩行不足はそのまま股関節の不調へとつながるのです。

当院のアプローチ

齋藤接骨院では、股関節の痛みを「骨盤と股関節のバランス不全」と捉え、原因へアプローチします。施術はバキバキと鳴らすような刺激的なものではなく、骨盤や股関節に優しく圧を加える方法で正しい動きを取り戻していきます。

歪みを整え、股関節・骨盤・脊柱・下半身の動きに整合性を出すことによって、体全体のバランスが改善され、自然に歩きやすさや動かしやすさを感じられるようになります。

セルフケアと生活習慣の工夫

施術と同時に、日常でのケアも大切です。
 • 歩く習慣を取り戻す:特に股関節をしっかり動かす大股歩きを意識しましょう。
 • 片足重心や足組みを控える:姿勢の癖を見直すだけでも骨盤の負担は大きく減ります。
 • 長時間座らない:30分に一度は立ち上がり、軽く体を動かすことを習慣に。

こうした日常の工夫は、股関節と骨盤の安定に直結します。

まとめ

股関節の痛みは、単に関節そのものの問題ではなく、骨盤の歪みやバランス不全、さらには歩行不足や生活習慣など複合的な要因によって起こります。股関節・骨盤・脊柱・下半身の連動性を整えることは、全身の安定性を取り戻すうえで非常に重要です。

少しの違和感だからと放置せず、早めにケアをすることが健康維持につながります。当院では丁寧なカウンセリングと優しい施術で、皆さまのお悩みに寄り添ってまいります。

股関節の違和感や痛み、骨盤の歪みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。



📍 齋藤接骨院
〒653-0836 兵庫県神戸市長田区神楽町5丁目2-17
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