痛みや違和感は、体が発している“サイン”です。
「そのうち良くなる」「我慢しておけば大丈夫」と思われがちですが、痛みはエネルギーの偏りによって起こるもので、
放っておいて自然に消えるものではありません。
ヒトの体には「エネルギー保存則」や「重力の影響」といった、地球上に存在する限り避けられない物理法則が働いています。体内でエネルギーの流れが滞ったり、熱産生や排熱のバランスが崩れたりすると、内部に負担(ポテンシャル)が溜まり、やがて痛みや不調として現れます。これは地震が地中に溜まった力を放出するのと同じです。
ヒトは恒温動物であり、体温調節や代謝を通して常に一定のバランスを保とうとしています。その中で特に重要なのが「歩行」です。
歩くことによって、骨盤や背骨が本来の位置に戻り、血流・体温・自律神経・内臓機能といった生理機能が高まります。
つまり「歩く」という行為そのものが、体を整える最も自然で根本的な治療なのです。
私たち人間は進化の過程で直立二足歩行を獲得し、その構造の中で生きています。骨盤・背骨・頭部は連動してバランスを保ち、
顎は重錘(おもり)のように重力を感知するセンサーの役割を果たします。さらに、骨盤の中心にある仙腸関節は人体最大のバランス軸であり、
背骨や頭部の安定を支えています。
しかし、現代では歩行不足・運動不足・生活習慣の乱れ・外傷などにより、体が本来の「生理重力線」から逸脱しています。
その結果、骨(硬組織)や筋肉・靭帯(軟部組織)のバランスが崩れ、筋肉の過緊張や痛み、コリ、歪みが生まれます。
当院では、「歩ける体作り」 を施術理念としています。
そのために、痛みを取り除くだけでなく、根本的な機能回復を目的とした施術と生活指導を行っています。特に、炎症や熱がこもっている状態では、「アイシング」 を徹底して行うことが重要です。
炎症は体の修復反応の一部ですが、過剰に続くと痛みやだるさの原因になります。氷水による適切な冷却は、体の熱バランスを整え、自然治癒力を高める第一歩です。
ヒトは重力のもとで進化し、歩くことで姿勢と体の機能を保つようにできています。
「痛み」は敵ではなく、体があなたに伝えているメッセージです。
そのサインを正しく受け取り、歩行と冷却を軸に“エネルギーの流れ”を整えることこそが、本当の意味での治癒につながります。
当院では、あなたの「歩く力」を取り戻し、再び自分の体を自分でコントロールできるようサポートしていきます。
📍 齋藤接骨院
〒653-0836 兵庫県神戸市長田区神楽町5丁目2-17
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