腰痛の考え方|神戸新長田 齋藤接骨院

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骨盤=人体最大のバランサー

骨盤は上半身と下半身をつなぐ「土台」であると同時に、左右・前後の力を均等に調整する“天秤”のような役割を持ちます。
特に仙腸関節は数ミリしか動かない関節ですが、そのわずかな動きで:
 • 左右の荷重を調整
 • 歩行時の衝撃を吸収
 • 背骨への負担を分散など

たくさんの働きをしています。

もし仙腸関節が固まったり不安定になったりすると、天秤が傾いた状態になると、体は無理にバランスをとろうとして背骨を捻じったり、背骨周辺の筋肉を過剰に緊張させ安定化を図ります。これが腰痛の大きな要因です。
・二足歩行と仙腸関節の関係

人間は分化の過程で直立二足歩行を獲得しました。
二足歩行は“安定”ではなく、むしろ“動的なバランス”を常に求められる不安定な状態です。

自転車が止まると倒れるように、人も「歩く」という動作があることで初めて安定を得られます。
歩行の際に仙腸関節はわずかにうなずき運動を起こし、体全体のバランスを保全します。

つまり 歩行は仙腸関節を自然に動かす最良の運動であり、直立二足歩行を獲得した人間にとっては必要不可欠な動きになります。
逆に歩く時間が少なくなると、仙腸関節の働きが低下し、骨盤・全身のバランスは失われて腰痛が起こりやすくなるのです。
ぎっくり腰は「限界のサイン」

ぎっくり腰は「重い物を持った瞬間」に起こるイメージがありますが、実際には日々の姿勢・生活習慣で蓄積し、負担が限界に達した結果です。

仙腸関節の不安定さを放置したまま、
 • 長時間のデスクワーク
 • 歩行・運動不足
 • 睡眠不足や疲労の蓄積

といった条件が重なると、ある日突然“サイン”として強い痛みが出ます。
多くの方が「急に痛くなった」と感じますが、実際にはバランスの崩れを無視してきた結果なのです。
改善のポイントは「施術+歩行習慣」

腰痛を改善するためには、まずは施術で仙腸関節や骨盤のバランスを整えることが必要です。
しかし、それだけでは再発を防ぐことはできません。

当院が大切にしているステップ
 1. 評価:骨盤・仙腸関節の状態、歩行や姿勢をチェック
 2. 施術:骨盤・背骨を整え、バランサーとしての働きを回復
 3. 歩行の再教育:足裏の使い方、腕の振り、呼吸を組み合わせた正しい歩行習慣
 4. 生活習慣の見直し:座り方、軽い運動の継続

この流れで「その場の痛みの軽減」から「再発予防」へとつなげていきます。

ヒトは地球の法則に適応して生きている

私たちは常に重力を受け、歩行でその機能、構造を維持しています。
そして仙腸関節はこの“地球の法則”と調和するための関節でもあります。
 • 重力との調和 → 骨盤が正しく働くことで全身が本来持つ動きを行いやすくなる。
 仙腸関節のバランスがとれてこそ、人は健康を維持できるのです。



まとめ
 • 腰痛の大きな原因は 骨盤(仙腸関節)の不安定さ
 • 骨盤は体の「天秤」=バランサーとして全身の負担を調整している
 • 歩行は仙腸関節を自然に動かし、バランスを回復させる最良の習慣
 • 改善には 施術+歩行習慣+生活リズム の3本柱が不可欠

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