脊柱管狭窄症は結果にすぎない。|体からのサインを理解する

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― 病名は「原因」ではなく「結果」です ―

「脊柱管狭窄症と診断された」
「年齢のせいだから仕方ないと言われた」
「手術しかないのではと不安になっている」

神戸市長田区でも、こうした不安を抱えて来院される方は少なくありません。
しかし当院では、脊柱管狭窄症という病名そのものを原因とは考えていません。

なぜなら、病名は 体の中で起きた変化を表した“結果” に過ぎないからです。



脊柱管狭窄症とは何が起きている状態?

脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、
神経や血管が圧迫されることで

・腰の痛み
・お尻や脚のしびれ
・長く歩くと辛くなる(間欠性跛行)

といった症状が現れる状態を指します。

よく言われる原因として
✔ 黄色靱帯の肥厚
✔ 背骨や関節の変形
✔ 椎間板の変性
などがありますが、「なぜそれが起こったのか」 まで説明されることは多くありません。



黄色靱帯の肥厚は“防御反応”

脊柱管狭窄症は「黄色靱帯の肥厚」と言われることが多いですが、
黄色靱帯は本来、背骨を安定させる大切な組織です。

しかし
・骨盤や背骨の歪み
・長時間の座り姿勢
・歩行不足、運動不足
・同じ動作の繰り返し

といった生活習慣が続くと、
体の中で 本来スムーズに滑るはずの環境が失われます。

その状態で無理に動かされ続けると、
体は壊れないように守るため
靱帯を厚くして安定性を保とうとします。

これが黄色靱帯肥厚の正体です。
つまり、結果であって原因ではありません。



痛みやしびれは「体からの警告」

脊柱管狭窄症の症状は、
突然起こったように感じますが、
実際には 何年も前から負担が蓄積 しています。

・腰が重い
・疲れが抜けない
・歩く距離が短くなった

こうしたサインを無視し続けた結果、
体が限界を迎えた時に
痛みやしびれとして表面化します。



当院が骨盤と脊柱を重視する理由

人の体は
骨盤という土台の上に脊柱が乗る構造 です。

骨盤のバランスが崩れると
背骨はねじれ、圧縮され、
脊柱管周囲に負担が集中します。

そのため当院では
痛い場所だけを施術するのではなく、
骨盤と脊柱の連動性 に着目し、
体が正しく使える環境づくりを行います。

強い矯正や無理な牽引は行わず、
安全な療養器具や専用ベッドを用いた
身体に負担の少ない施術を行います。



歩行は脊柱管狭窄症改善の鍵

人は直立二足歩行を獲得した生き物です。
歩くことで
・骨盤
・背骨
・股関節
・神経や血管の滑走

が本来の動きを取り戻します。

歩行不足は
脊柱管狭窄症を悪化させる大きな要因のひとつです。

当院では施術だけでなく、
その方の状態に合わせた歩行アドバイス を行い、
再発しにくい体づくりをサポートします。



「年齢のせい」と諦める前に

脊柱管狭窄症は
「年齢のせい」「手術しかない」
と諦められがちですが、

本当に大切なのは
なぜ今の状態になったのか を知ることです。

病名に縛られず、
体の使い方・生活習慣・歩行を見直すことで、
体はまだ変わる可能性があります。



神戸市長田区で脊柱管狭窄症にお悩みの方へ

どこに行っても良くならなかった
薬や湿布に頼り続けている
将来歩けなくなるのが不安

そのお悩み、
体の軸から一緒に見直してみませんか?