神戸市長田区で接骨院を開業し、日々多くの方の腰痛や膝の痛み、首の不調と向き合う中で、私が一貫してお伝えしていることがあります。
それは、**「歩くことの大切さ」**です。
歩くことは、特別なトレーニングではありません。
器具も不要で、年齢や体力に関係なく、今日から始められる体のケアです。
そして何より、自分自身でできる最も基本的な健康習慣です。
人の体は、歩くことを前提に作られています。
骨盤と脊柱(背骨)を中心に、歩行によって全身のバランスが保たれ、筋肉・関節・神経が正しく使われます。
本来、歩くという動作そのものが、体を整える働きを持っています。
しかし現代の生活では、
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、車移動の増加などにより、歩く機会が大きく減っています。
その結果、骨盤や背骨の動きが低下し、
腰痛、膝の痛み、首や肩のこり、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症といった症状につながるケースが少なくありません。
「痛みがあるから歩かない」
「動かすと悪化しそうで怖い」
そう感じる方も多いと思います。
確かに、急性の痛みや炎症が強い場合は無理をする必要はありません。
そのような時は、まず氷水を使ったアイシングで炎症を抑えることが重要です。
痛みが落ち着いた段階で、無理のない範囲から歩くことを再開することが、回復への近道になります。
歩く際に大切なのは、完璧さではありません。
姿勢を意識しすぎる必要もありません。
腕を軽く振り、今の自分の体と対話するように歩くこと。
それだけでも、血流が促進され、関節や神経の負担が分散されていきます。
接骨院での施術は、体を整える大切な手段です。
ですが、施術だけで体が良くなるわけではありません。
歩くことは、施術効果を高め、腰痛や膝の痛みの再発を防ぐための「土台」になります。
私自身、患者さんに伝える以上、まず自分が実践できることを大切にしています。
歩くことは、誰にでもでき、続けやすく、体にとって最も自然な動きです。
体は一生付き合っていく大切なものです。
特別なことを始める前に、まずは「歩く」という当たり前を見直してみてください。
その一歩が、今の痛みだけでなく、
10年後・20年後も歩ける体づくりにつながっていきます。